2019年8月7日にITTF(国際卓球連盟)はワールドカップに出場する選手を発表した。
ワールドカップに出場できるのはアジアカップなどの各大陸のカップ大会の上位者と世界ランキングによって決定される。(各国最大2名まで)
日本からは、男子は張本智和、丹羽孝希、女子は石川佳純、平野美宇の参加が決まった。
ワールドカップ2019の概要
男子
日程:2019年11月29日~12月1日
開催地:中国・成都
女子
日程:2019年10月18日~20日
開催地:中国・成都
アジアカップでの成績
アジアカップはアジア大陸のワールドカップの予選に相当する大会である。
今年は4月5日~7日に横浜で開催されワールドカップに参加が決まった4選手の成績は以下の通りです。
男子
- 丹羽孝希:3位
- 張本智和:4位
アジアカップでは張本智和は樊振東(中国)に、丹羽孝希は馬龍(中国)に敗退している。
ワールドカップではアジアカップの雪辱が晴らせるかも注目の一つです。
女子
- 石川佳純:3位
- 平野美宇:6位
アジアカップでは石川佳純は陳夢(中国)に敗退した。しかし、7月に開催されたオーストラリアオープンでは激戦の末、金星を挙げている。
ワールドカップでも中国選手を倒し、上位進出、優勝への期待も高まっている。
平野美宇は準々決勝で朱雨玲(中国)に2-4で惜しくも敗退している。最近は調子も挙げているため、
ワールドカップでは2016年依頼の優勝も期待されている。
東京オリンピック選考への影響
ワールドカップは世界卓球の次に格付けの高い大会である。
この大会での成績が東京オリンピックの選考レースに直接影響を与えるため非常に重要となる。
東京オリンピックへ参加するためには、2019年1月時点で世界ランキングが日本選手の中で上位2名に入る必要がある。
ここで上位の成績を残せば、ライバル達に大きく差を付けることができる。
参考までに主要の世界ランキングを決めるランキングポイントを紹介します。
順位 | 世界選手権 | ワールドカップ | アジアカップ | T2ダイヤモンド |
優勝者 | 3000 | 2550 | 1800 | 1000 |
2位 | 2550 | 1915 | 1350 | 800 |
3位 | - | 1660 | 1170 | 700 |
ベスト4 | 1950 | 1530 | 1080 | 600 |
ベスト8 | 1500 | 1275 | 900 | 500 |
順位 | グランド ファイナル | ワールドツアープラチナ | ワールドツアー |
優勝者 | 2550 | 2250 | 1800 |
2位 | 2040 | 1800 | 1440 |
3位 | - | - | - |
ベスト4 | 1660 | 1465 | 1170 |
ベスト8 | 1275 | 1125 | 900 |
出場選手
男子
- 丹羽孝希 (日本)
- 張本智和 (日本)
- 馬龍(中国)
- 樊振東(中国)
- アサール (エジプト)
- カルデラノ (ブラジル)
- JHA Kanak (アメリカ)
- HU Heming (オーストラリア)
- オフチャロフ (ドイツ)
- サムソノフ (ベラルーシ)
- ティモ・ボル (ドイツ)
- 林昀儒 (タイペイ)
- ハベゾン (オーストリア)
- ゴジ (フランス)
- グロート (デンマーク)
- K. カールソン (スウェーデン)
- ガナナセカラン (インド)
- 李尚洙 (韓国)
- 黄鎮廷 (香港)
女子
- 石川佳純 (日本)
- 平野美宇 (日本)
- 劉詩雯 (中国)
- 朱雨玲 (中国)
- MESHREF Dina (エジプト)
- アドリアーナ・ディアス (プエルトリコ)
- チャン・モー (カナダ)
- レイ・ジェンファン (オーストラリア)
- P.ソルヤ (ドイツ)
- 馮天薇 (シンガポール)
- スッチ (ルーマニア)
- ポルカノバ (オーストリア)
- 杜凱栞 (香港)
- 田志希 (韓国)
- 鄭怡静 (タイペイ)
- 陳思羽 (タイペイ)
- WU Yue (アメリカ)
- パルティカ (ポーランド)
- サマラ (ルーマニア)
- リリー・チャン (アメリカ)