卓球ルール
卓球の基本ルール
卓球のルールについて解説していきます。
卓球の試合開始前のルール
卓球は試合開始するまでの手順も決まっています。
簡単に説明していきます。
- 選手の服装
半袖・短パンのユニフォームにゼッケンを付けて試合をするコートに入る。 - 選手と用具の確認
①主審が選手の名前・所属・用具の確認を行う。
②両選手がお互いにラケットを見せあい、相手のラケットの状態の確認をする。 - 試合に使用するボールの決定
1回目のジャンケンをして勝った方が試合に使用するボールを選ぶことが出来る。 - サービス、レシーブの決定
2回目のジャンケンをして勝った方が試合のサービスとレシーブの順番またはコートのどちら側から試合を始めるかを選ぶことが出来る。
(海外ではコイントスで決めることもある) - 練習
2分間の練習をする。(1分後でチェンジコートをしてもよい) - 試合開始
2分間経ったら主審が練習を止めて試合を開始する。
練習後は、ゲーム間の休憩時間と1試合に1回のタイムアウト以外はベンチは選手にアドバイスをしてはいけません。
卓球の試合のルール
卓球の試合には意外と細かいルールがあります。
卓球の観戦をする時もルールを知っているともっと楽しく見ることができると思います。
- 1試合は3ゲーム(2ゲーム先取で勝ち) or 5ゲーム(3ゲーム先取で勝ち) or 7ゲーム(4ゲーム先取で勝ち) で行われる。
- 1ゲームは11点先取した方が勝ち。10対10となった時は先に2点リードした方の勝ちとなる。
- サービスは2本毎に交代する。10対10となった時はそれ以降1本毎に交代する。
- サービスとレシーブの順番は1ゲーム毎に交代する。
- 1ゲーム毎にチェンジコートをする。フルゲームの場合はどちらかが5点先取したらチェンジコートをする。
- ラリーはネットを超えて相手のコートにバウンドさせる必要がある。
- 6ポイント毎、およびフルゲームのチェンジコート時にタオルを使うことが出来る。
- ゲームとゲームの間は1分間の休憩がある。
- 1試合中に1回だけ1分間のタイムアウトを取ることができる。
卓球のサービスのルール
サービスは簡単なようで細かいルールがあります。
- 手のひらの中央部に乗せたボールを一旦停止させ、16cm以上の高さまで真上に投げ上げて、コートのエンドラインよりも後ろ(コートの外側)でボールを打球しなければならない。
- サービス開始から終了までボールを見えるようにしなければならない。
(手・腕・ユニフォームなどでボールが隠れてはいけない。) - 自分のコートと相手のコートの両方に1バウンドさせる必要がある。
- ボールは落下中に打球しなければならない。(上昇中に打ってはいけない。)
- ネットに当たって相手のコートに入った場合は、レット(ノーカウント)となる。
卓球のレシーブ及びラリーのルール
- 打球したボールは直接相手のコートにバウンドさせなければならない。
(サービスと違い、返球したボールが自分のコートでバウンドした場合は相手のポイントとなる。) - フリーハンド(手首より先の部分)でコートを触ってはならない。
- 自分のコートでバウンドする前に打球してはならない。
- エッジ(コートの角)に当たった場合は相手のコートに入ったことになるが、サイド(コートの横)に当たった場合は相手のコートに入っていないこととなる。
卓球の用具のルール
卓球用具にも色々な決まり事があります。
卓球用具の決めごとについて説明します。
ラケットとラバー
- ラバーをラケットに貼る接着剤に揮発性有機溶剤の含まれているものを使用してはいけない。
- ラバーの厚さは4mm以内でなければならない。ただし、1枚ラバーは2mm以内でなければならない。
- ラバーはラケットからはみ出してはならない。
- ラバーを両面に貼る場合は別の色にする必要がある。(例えば、赤色と黒色にする。)
- ラケットはJTTA、ITTFなどの卓球協会の公認マークが付いていいなければならない。
ユニフォーム
- ダブルスや団体戦では同じユニフォームを着なければならない。
- 通常は半袖シャツ、下はショーツかスカート、靴下、シューズを着用する。
- JTTAの公認のワッペンが付いていれば、着用が認められる。
- 対戦相手と全く同じユニフォームの場合はどちらかがユニフォームを変えなければならない。
その他
- ボールは公認された直径40mmの白色かオレンジ色のものを使用しなければならない。
- コートの色は明るい青色 or 緑色でなければならない。
- ネットの高さは15.25cm。これより1cm以上下がってはいけない。
まとめ
卓球のルールを一通り説明してきました。
ルールを覚えてから卓球の試合を見るとより楽しめるのではないでしょうか。
卓球のルールを覚えて、卓球ファンが増えると幸いです。