トップメタバースプラットフォームのそれぞれの特徴と違いを解説!






これからの新時代を築く大きな礎として、様々な方面から一気に注目を集めているメタバース。多岐にわたって活用され、実際にメタバースという言葉を耳にする事も多くなりました。そこで今回は、「正直なところ、メタバースっていろんな種類があるし、プラットフォームの違いがイマイチよくわからない」「何がどう違うの?」という方にも分かりやすく、トップメタバースのプラットフォームの特徴と違いについて解説していきます!

ハイパーバース(HyperVerse)

ハイパーバースは、ユーザーが取引、プレイ、交流を行えるようにする自律型プラットフォームです。特に、​​ハイパーバースの個性的な特徴は、数百万の惑星で構成される仮想メタバースだという事です。宇宙がテーマとなっている事もあり、新たな惑星を探索し、自身が惑星の開発者となり、発展させていくことが大きな魅力の一つだと言えるでしょう。

ハイパーバースでは、ボイジャーとも呼ばれるプレーヤーが、バーチャル宇宙空間で友達とつながり、さまざまな文化やライフスタイルを体験します。ここでは、仮想通貨やETFの取引は勿論、トークン化された実世界の株式、オプションなども取引が可能です。また、デジタルアートのような、トークン化されたアイテムを作成し、自分でビジネスを開始することもできれば、オンラインカジノのような施設で遊んだり、友人と惑星をどんどん開発して楽しむ事もできます。幼い頃に憧れた宇宙の世界を、現実空間に居ながらにして味わえるのは、ハイパーバースならではのワクワク感だと言えます。

 

ディセントラランド(Decentraland)

ディセントラランドは、イーサリアムを基盤にした分散型自立組織のユーザー主導のプラットフォームで、ブロックチェーン上で世界中の人々によって管理・運営される仮想空間です。ユーザーはプラットフォーム内を自由に歩き回ることができ、世界中の人と交流が可能です。

ディセントラランド内のトラバース可能な3D仮想空間は、LANDと呼ばれ、ディセントラランドの暗号通貨トークンであるMANAを使用して購入します。このLANDの購入後に、建物の建設や、デジタルアート、アプリケーション、ゲームまで、エディターツールを用いて自分だけのオリジナルコンテンツを作成することができるのです。そして、そのコンテンツをNFTとして売買することも可能なので、実際に収益を生み出すこともできます。

また、独自のトークンであるMANAや、土地(LAND)、土地開発された区画を表すEstateなどを一定数所有しているユーザーは、ディセントラランドの今後の方針などの議決権が与えられます。そして、ディセントラランドにおける組織の意思決定活動を行うガバナンスに参加し、運営に直接携わることができるのが、ディセントラランドの注目すべき点の一つとも言えます。

ザ・サンドボックス(The Sandbox)

ゲームの操作性やピクセルアートなどで、ゲームの垣根を超えて注目の的となっているのが、ザ・サンドボックスです。このプラットフォームの特筆すべき点は、なんと言ってもオリジナルのボクセルモデルを作成することができる点です。

ボクセルモデルとは、マインクラフトのように立方体のブロックを組み合わせて作られるキャラクターやアイテムなどの事で、人間や動物、食べ物、建築物など、ありとあらゆるものが作品として制作されています。そして、作成したボクセルモデルは、ゲームで使用したり、NFTとしてマーケットで販売したりすることができます。

近年では「ボクセルアーティスト」と呼ばれる職種も登場して、より一層の注目度の高さが伺えます。このボクセルアートを制作するのが、ザ・サンドボックスの大きな楽しみ方の一つだと言えますね。また、ボクセル型のオリジナルアバターを作成し、アバターでLANDでのゲームやイベントに参加するなど、他の人と交流する楽しみもあります。

更に、ザ・サンドボックスは大手ゲーム会社「スクエア・エニックス」から201万ドル(約2億2千万)の出資を受けるなど、今後、日本での発展が大いに期待されているプラットフォームです。

 

エピック・ゲームズ

エピックゲームズ(Epic Games)はデジタルエージェンシーのコレクティヴと手を組み、人気が高まりつつあるゲームエンジンです。さらに、フォートナイトをはじめとするゲーム開発事業に加え、ゲームエンジンやゲームストアを提供するプラットフォーム企業という側面もあり面白い会社です。海外メディアのVGCが報じるところによりますと、エピックゲームズ(Epic Games)がメタバース事業への取り組みの一つとして、2021年末にメガバース(Megaverse)という名称を商標登録しました。そして、エピック・ゲームズは2022年4月12日、ソニーとレゴの親会社であるKirkbiから計20億ドル(約2,562億円)を調達することにも成功しています。どんどん勢いが高まりつつあるエピックゲームズは人気の一つですね。

 

トップメタバースプラットフォーム:何が他と違うのか
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